独ソーラーワールド、約95%の減資提案へ 2012年4億77百万ユーロの赤字計上

2013.04.30

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 ドイツの太陽電池大手、ソーラーワールドは4月30日、金融負債の再編のため、固定負債を約60%減らすことでアサイナブルローンの約80%の債権者と予備的合意に至ったと発表した。
 同社は、臨時株主総会において、現物出資による増資と組み合わせ、約95%の減資を提案する予定。増資では、金融負債の約60%でデットエクイティスワップを実行する。この予備的合意は委員会での承認を必要としている。
 同社は3月12日に債権者との交渉のため、2012年通期決算の発表を延期すると発表、4月17日には自己資本が20百万から50百万ユーロの損失を計上する恐れがあると公表していた。
 なお、同社は4月29日に2012年(1月~12月)の通期連結決算を発表、太陽光発電市場での約40%の価格下落の影響を受け、売上高が前年比約42%減の6億6百万ユーロに落ち込んだ。EBITDA及びEBITはそれぞれ2億16百万ユーロ、4億92百万ユーロの損失を計上し、純損益も4億77百万ユーロの赤字に陥っている。ウエハ及びモジュールの販売量は、同比23.4%減の608MW。

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