パナソニック、HEMS対応住宅分電盤を発売 配電機能に情報通信を搭載

2014.02.20

PVeye

 パナソニック(大阪府門真市、津賀一宏社長)は、家庭向けEMS(エネルギーマネジメントシステム)の新製品として、住宅分電盤を発売すると2月20日に発表した。家庭での電力の〝見える化〟や電気機器の最適な制御に対応する。太陽光発電システムやエネファーム、蓄電池などの創・蓄電との連携も可能で、HEMS導入住宅の普及を目指す。
 住宅分電盤の役割は家庭への電力の安全供給だ。盤の中には数種類のブレーカが設置してあり、過電流や漏電が起きた際に電気が遮断される。今回はその基本機能に通信機能を搭載。より高効率な配電が実現する。
 本製品には、分電盤内の全分岐回路に分岐電流センサを標準搭載した。最大49回路の計測ができ、エネルギーの使用状況を細かく測れる。また、これまで分岐回路に取り付けが必要だったCT(電力センサ)が不要になり、従来に比べ施工作業時間の短縮に成功。施工品質も保つことができる。
 盤内のスペースは、従来分電盤と別に設置していた周辺機器も纏めて収納ができる。同社製のHEMSコントローラ「AiSEG」の計測ユニットと、太陽電池のブレーカを盤内に設置することで約27%の小型化を実現した。また、ガスメーターや水道メーターなどの通信アダプタを随時追加できるつくりになっている。
 現在は同社指定のエアコン、エネファーム、IHクッキングヒーター、エコキュートが本製品に対応している。今後は他社家電との接続を拡大していき、国内でのHEMS住宅の普及に寄与する構えだ。政府もHEMSの導入に積極的な姿勢を示しており、2014年度から「大規模HEMS情報基盤整備事業」を立ち上げた。約1万世帯でHEMS導入を目指し、40.3億円の予算を計上している。
 現在同社の住宅分電盤の販売シェアは、「面数ベースで約45%、2015年度の目標は50%以上」(パナソニックエコソリューションズ社、都市環境商品営業企画部情報機器商品グループ田中誠一グループマネージャー)としており、目標販売台数は15年度80,000面を掲げている。
 商品名は「スマートコスモ」。標準型(AiSEG通信型、オール電化+太陽光対応)単体の希望価格は132,000円(税抜)。付属品や回路数など組み合わせは様々で、全3,736品番を展開する。5月21日よりパナソニックエコソリューションズ社が、順次販売を開始する。

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