新電力に瞬く寂光

[第52回]

今冬のJEPX価格予測②

東日本は15円、九州除く西日本は13~14円か

アンプレナジーの村谷社長が、今冬のJEPX価格の動向を分析し、昨冬のような価格高騰は起こらないと予測した。その根拠とは。

村谷敬(むらたに・たかし)

1980年生まれ。群馬県出身。成蹊大学法学部法律学科卒。行政書士。エナリス、エプコで培った電力自由化業界の経験を基礎に、電力ビジネスのコンサルティングを行う。エネルギー法務を手がける村谷法務行政書士事務所の所長を務め、2017年にAnPrenergyを設立、代表取締役に就任。

今冬のJEPX(日本卸電力取引所)の価格は、昨冬のような価格高騰は起こらないだろうというのが私の予測である。理由は、図1のとおり、昨冬と比べると、電力需要は低く、電力供給には余力があり、燃料価格は上昇する気配がないと思われるからだ。では、具体的に、電力需要と電力供給、そして燃料価格の動向から説明していく。

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