新電力に瞬く寂光

[第54回]

市場連動プランの検証法①

JEPX価格の値動きに応じて電気料金単価が変わる市場連動プランで電力を購入する際は注意が必要だ。アンプレナジーの村谷社長が事前に検証しておくべき項目について解説する。

村谷敬(むらたに・たかし)

1980年生まれ。群馬県出身。成蹊大学法学部法律学科卒。行政書士。エナリス、エプコで培った電力自由化業界の経験を基礎に、電力ビジネスのコンサルティングを行う。エネルギー法務を手がける村谷法務行政書士事務所の所長を務め、2017年にAnPrenergyを設立、代表取締役に就任。

電気料金単価がJEPX(日本卸電力取引所)の約定価格に連動する市場連動プランを選択する場合は、慎重に検討しなければならない。JEPX価格は高騰するリスクがあり、目先の安い価格に飛びつくと、目も当てられない状況に陥りかねないのだ。事実2020年度のJEPX価格高騰時には多くの企業が多大な損失を被り、その惨事はメディアで報道された。それだけに、今やそのリスクを知らないでは済まされず、電力消費者はリスク承知で選択したと見做される。

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