新電力に瞬く寂光

[第56回]

市場連動プランの検証法③

追加課金には要注意

JEPX価格の値動きに応じて電気料金単価が変わる市場連動プランの利用に際し、電力消費者が注意すべきは上乗せ料金だ。アンプレナジーの村谷社長が解説する。

村谷敬(むらたに・たかし)

1980年生まれ。群馬県出身。成蹊大学法学部法律学科卒。行政書士。エナリス、エプコで培った電力自由化業界の経験を基礎に、電力ビジネスのコンサルティングを行う。エネルギー法務を手がける村谷法務行政書士事務所の所長を務め、2017年にAnPrenergyを設立、代表取締役に就任。

市場連動プランの電力量料金単価はJEPX(日本卸電力取引所)の約定単価と同等とみられがちだが、新電力会社の多くは別項目を設け、使用電力量(kWh)に対して課金している。この追加課金の単価次第では、JEPX価格が安くても電力消費者にとって負担が大きくなる場合がある。

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