【PR企画】 住宅用から系統用・併設用まで

定置型電池最前線

注目の系統用蓄電池

パワーエックスは5月14日にデータセンター向けラック型蓄電設備『PowerX Energy Blade』の製品コンセプトを発表。27年の提供開始を目指している

一方、系統用蓄電池事業は22年に電気事業法上の発電事業に位置付けられてから本格化した。当初は国の補助事業や『長期脱炭素電源オークション』を活用する動きが中心だったが、いまは市場取引を前提とした高圧蓄電所が多く開発され、続々と稼働している。

旺盛な需要を受け、メーカー各社が供給実績を伸ばすなか、好調さが際立っているのが25年末に東証グロース市場に上場したパワーエックスだ。国内メーカーとしての強みを活かし、補助金案件でも多く採用されており、26年5月8日時点の定置型蓄電設備の導入実績は162ヵ所295.2万kWhに達している。

25年12月期は売上高が193億円で16.5億円の最終損失を計上したものの、蓄電池販売部門の売上高は前期比4倍の171億円、営業利益は同4.5倍の38.7億円だった。同社によれば、30年までの受注見込みを含めた受注残は26年5月14日時点で890億円に達しており、26年12月期は売上高380億円、最終利益10~15億円を見込んでいる。

パワーエックスは、東欧や東南アジア、南米、アフリカへの進出を目指しているほか、データセンター事業への参入を表明。後者では、26年2月に蓄電池を内蔵可能なコンテナ型データセンターを、5月にはピーク電力の平準化にも役立つデータセンター向けラック型蓄電設備の商品化を発表した。いずれも27年の発売を計画しており、定置型蓄電設備の可能性が拡がりそうだ。

パワーエックスは2月にコンテナ型データセンター『Mega Power DC』の商品化を発表。オプションで蓄電池を内蔵することが可能だ

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