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エクソル、法人向け自家消費設備発売

太陽光、蓄電池を一式提供

太陽光発電設備を販売するエクソル(京都市、鈴木伸一社長)は9月25日、法人向けに自家消費用の太陽光発電設備を発売した。独自に開発した制御回路でコストを低減できるという。企業の電力代削減に寄与する。

同社は太陽光発電設備と蓄電設備、蓄電池制御装置、接続箱、専用分電盤などを一式提供する。1設備あたりの蓄電容量は15.36kWhで、使用する太陽光発電設備は出力15kWを推奨しているが、需要家の電力使用状況などによって増減可能だ。蓄電池は海外製のリチウムイオン蓄電池を採用した。

同社は独自に充放電制御回路を開発し、DC−DCコンバータがなくても太陽光電力を蓄電池へ、蓄電池からPCS(パワーコンディショナ)へ送電できるようにした。これによって、同等品より約20%電力変換ロスを減らすことができるという。構成機器を減らすことでコスト低減も実現しており、同社経営企画本部の楠田大祐経営管理部長は、「同等品に比べて30%程度コスト低減ができる」と自信を見せる。なお、独自に開発した充放電制御回路については特許出願中だ。

また製品の開発経緯について、楠田経営管理部長は「最近はFITを活用した売電ではなく、企業が電力代削減のために太陽光発電を設置したいという声が増えている。要望に応えられる製品を開発した」と話す。

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