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ジゴワッツ、EV用普通充電器を本格販売

三井物産と認証アプリ開発

EV用普通充電器を製造するジゴワッツ(東京都中央区、柴田知輝社長)はこのほど、同充電器の販売を本格化した。8月末に三井物産と同製品を活用した実証試験を始めると発表。5年以内に3万台の設置を目指す。

ジゴワッツが2018年に開発したEV用普通充電器は、本体サイズが128㎜×80㎜×85㎜と小型で、施設内に多く設置できるのが特徴。既設のコンセントボックスなどにそのまま取りつけられるため、施工も容易だ。

柴田知輝社長は、「EV用普通充電器の普及を促すため、早く安く手軽に設置できる製品を開発した」と話す。最大出力は3.2kWで、本体価格は税別12.1万円。

戸建て住宅以外でEV用普通充電器を使用する際、通常は充電用会員ICカードなどが必要になるが、同社はスマートフォンなどで充電認証アプリをダウンロードし、会員登録するだけで即日利用できるサービスも提供する。

アプリを共同開発した三井物産とともに充電器の設置を始めており、アプリを使った有料充電サービスを提供していく。設置場所は宿泊施設やレジャー施設を想定し、すでに豊田市役所内の駐車場と静岡県伊豆市の宿泊施設に設置済みだ。

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