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ウェーブエナジー、特高太陽光発電所向け一体型受変電設備発売

ファーウェイ製PCS36台、4.5MWと接続可能

配電盤製造のウェーブエナジー(東京都港区、溝口昭次社長)はこのほど、ファーウェイ製PCS125kW機36台と接続できる一体型受変電設備を開発、2020年10月より受注を開始した。FITの未稼働案件を含む特別高圧太陽光発電所に提案していく。

同社が開発した一体型受変電設備は、22kVのリングメインユニット(遮断器・開閉器)と、4900kVA変圧器、AC550V交流集電回路36回路を20ftコンテナに内蔵したもの。ファーウェイ製の直流出力1500V対応の125kWPCSを36台繋げるため、力率92%以上であれば1台で4.5MWの設備を構築できる。

一体型の受変電設備であることから、施工費の削減などが期待できそうだ。同社副社長の本家正雄受配電システム事業本部長は、「大容量化によるW単価の低減を図った」と話す。

同社は、新製品で海外製の変圧器を採用しており、価格競争力の強化に加え、納期の短縮化を実現したという。国内製の変圧器は一般的に納期が1年半程度と言われるが、「海外製ならば半年程度で対応できる」(本家本部長)。

また同社は、新製品の発売に合わせ、分散型PCS用一体型受変電設備の製品群も拡充。従来は変圧器の容量別に1000kVAから2500kVAまで500kVA刻みで4種を揃えていたが、新たに3000kVAと3500kVAタイプを追加。「発電所の規模に応じた端数調整をしやすくした。新製品との組み合わせも可能だ」(同)。

なお、同社は自家消費用の製品開発にも積極的だ。これまでに既存高圧盤の改造用分岐盤や出力制御装置、自家消費用のダウントランスのほか、RPR(逆電力継電器)と買電電力計を一体化し、高速制御に役立つ独自製品などを開発済みである。

20年6月には、RPRと買電電力計を一体化した製品や遠隔監視装置を一つの筐体にまとめた製品を発売。PCSの出力制御機能の利用を前提に自家消費用製品として売り出し、現在ファーウェイ製PCSに対応させた。本家本部長は、「主に300kW程度までの中小規模設備向けに提供していく。工事対応できる代理店を増やしたい」と意気込む。

合計出力4.5MWのファーウェイ製PCSと接続できる『SOLAR SPEC RMU』

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