Inside News

キャンベル・サイエンティフィック、パネル汚れの評価機器発売

同社はパネル汚れの評価機器『DustVue10』を開発。機器中央にあるのが汚れセル、右の筒の中に基準セルを搭載。モーター式カバーなので測定時のみ露出する

米国の気象計測機器メーカー、キャンベル・サイエンティフィックはこのほど、現地の太陽光パネルの汚れ具合を測る測定機器を発売した。太陽光パネルの洗浄時期の最適化などに役立ちそうだ。

同社の測定機器は、日射データをもとに2枚のセルを比較することで太陽光パネルの汚れを定量的に測る仕組み。データロガーや遠隔監視装置を併用すれば、利用者は遠隔からデータを取得できる。

IEC(国際電気標準会議)規格では、太陽光パネルの汚れを評価する方法として、同一場所に設置されたクリーンな基準セルとの比較を推奨しているが、基準セルの汚れを定期的に除去しなければならないなどの課題があった。そこで同社は常時露出している汚れたセルを基準セルと比較するというIEC規格に準拠した評価方法を採用しつつ、測定時のみ基準セルを露出させる仕組みを講じた。

キャンベル・サイエンティフィック・ジャパン営業の高村丈氏は、「測定時以外の基準セルは汚れないように保護されているうえ、1回あたりの測定時間も僅か数秒で、基準セルを頻繁に清掃する必要はない」と説明する。

同社の機器は、10分間隔や20分間隔を基本に、測定頻度を設定できる。設置場所の緯度や経度を入力すれば、日中のみの測定にできるほか、雨天時など日射量が少ない時間帯には動作しないようにも設定可能である。機器の前面と背面にそれぞれ評価用セルが搭載されており、両面発電パネルの裏面の汚れも評価できるようにした。

同社は26年の年明けから日本で販売を開始。黄砂や花粉などでパネルが汚れやすい場所のほか、目視しにくい屋根上設置案件などでの活用も期待できそうだ。高村氏は、「現地に行かずに定量的に汚れを把握できるので、洗浄時期の判断材料としても役立つはずだ」と語る。

なお、機器本体と付属ケーブル、取付金具を合わせた販売価格は100万円程度になる模様だ。同社は直接販売のほか、代理店を通じた販売も行う。

太陽光パネルの架台に取り付け、評価していく

Inside News を読む

一覧を見る