積水ハウス、出力制御対応の太陽光システム搭載住宅を発売

2015.05.14

PVeye

 積水ハウス(大阪市北区、阿部俊則社長)は5月14日、太陽光発電の出力制御に対応した住宅を発売した。出力抑制がかかる7電力管内で提案を強めていく考えだ。
 販売開始した『グリーンファースト蓄電スタイル』は、太陽光パネルと出力制御対応のPCS(パワーコンディショナ)に蓄電池やHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)を組み合わせた商品だ。余剰電力を自動的に蓄電する仕組みが備わっており、出力制御によって売電できない電力を有効利用できる。
 同システムは、通常時には、太陽光パネルの電力を多く売電するため、深夜電力を蓄電池に蓄え、夕方は蓄電池からの放電を優先する。夜間に買電できない停電時には、昼間の余剰電力を蓄電池に蓄え、夕方以降の消費は蓄電池で賄う。
 出力抑制にはこれらの機能を活かして対応する。出力抑制は実施前日に伝えられるため、前日から自動で蓄電池の充電容量を空けておき、出力抑制の時間帯に発電した電力を極力すべて蓄え、夕方から放電する。
 同システムには、燃料電池を併設したタイプもある。夜間の発電が可能となるため、停電時にも自給自足に近い生活が可能だ。
 太陽光パネルと蓄電池にはそれぞれPCSが必要だが、同システムには一体型のPCSを採用し、コストダウンを実現。シャープ製とパナソニック製の製品を揃え、蓄電池の充放電容量は4.8kWhから最大で11.2kWhのものまで揃えている。
 同システムで4.8kWhの蓄電池を設置した場合、通常の太陽光パネルを搭載した住宅用太陽光システムよりも58万円高くなる。
 2015年4月以降、東京電力管内、中部電力管内、関西電力管内を除く7電力管内で10kW未満の太陽光発電設備は出力制御の対象となった。同社は7電力管内を中心に、『グリーンファースト蓄電スタイル』を年間1000棟販売する目標を掲げている。

2022.02.07

PVeye

マテック、可搬型蓄電設備発売  蓄電容量403Wh

 電子機器製造のマテック(京都市、松本弘暉社長)は2022年1月31日、米・アマゾンの電子商取引サイトで可搬型の蓄電設備を発売した。従来品より価格を抑え、民生用の非常用電源として販売する。
続きを読む

2022.01.20

PVeye

グラスフィアジャパン、太陽光付き屋外カメラ発売

 警備大手セントラル警備保障の子会社で通信機器を製造するグラスフィアジャパン(東京都中央区、磯部順一社長)は2022年1月20日、太陽光パネル一体型の屋外カメラを発売した。給電経路が要らず、電力を供給続きを読む

2021.02.01

PVeye

21年度のFIT入札、年4回開催へ

 2021年度のFITにおける入札制の詳細が固まった。上限単価を事前に公表し、年4回実施する。(本誌・楓崇志)

 2021年1月12日、第66回調達価格等算定委員会が開か続きを読む

2021.02.01

PVeye

JEPX価格20倍超急騰に悲鳴続々新電力月数十億円の逆ザヤ

 日本卸電力取引所のスポット価格が急騰した。平時の実に20倍以上に跳ね上がり、新電力各社が悲鳴を上げている・1ヵ月で数十億円の逆ザヤが発生したところもあるようだ。(本誌・岡田浩一)
続きを読む

2021.01.04

PVeye

21年度のFIT議論開始 2年分の売価決定へ

 2020年11月27日に開かれた調達価格等算定委員会で21年度の太陽光発電のFIT売電単価の議論が行われた。22年4月1日の改正法施行を控え、21年度は現行法最後の年だ。入札対象外の事業用太陽光と住続きを読む

2021.01.04

PVeyePR

20年度3万台濃厚! 田淵電機の蓄電設備がヒットした理由

 ダイヤモンドエレクトリックHD傘下の田淵電機がハイブリッド型蓄電設備の販売を急速に伸ばしている。なぜヒットしたのか。

 田淵電機が2020年1月に発売したハイブリッド型続きを読む

2020.12.01

PVeye

20年度上期FIT入札 254件368MWが落札

 低炭素投資促進機構は2020年11月6日、20年度上期のFIT入札の結果を公表した。254件、368MWが落札した。最低落札単価はkWhあたり10.00円で、加重平均落札単価は同11.48円だった。続きを読む

2020.11.01

PVeye

市議会で6度見送りも 美作市長パネル税に意欲

 岡山県美作市が導入を検討している太陽光パネル税。市議会では6度に亘って見送りとなったが、萩原市長は導入に意欲的だ。一方で事業者からは根拠を求める声が上がる。(本誌・岡田浩一)

続きを読む

2020.11.01

PVeyePR

タオケイが蓄電設備販売に本腰

遠隔監視装置メーカーの中・タオケイが日本で産業用蓄電設備の販売を本格化する。このほど夜間も売電できる蓄電池併設の太陽光発電所に初出荷した。自家消費用の需要も掘り起こす狙いだ。

続きを読む

2020.10.01

PVeyePR

出力600W超! トリナ・ソーラーがVertexシリーズ〝第二世代〟を堂々発表

 トリナ・ソーラーが2020年7月に、出力550Wと600W超の新型太陽光パネルを発表。8月には660Wの超高出力パネルも発表した。

 トリナ・ソーラーが新製品を市場に投続きを読む