舞台ファーム 営農用太陽光2.5MW稼働
レタス工場に電力供給

竣工式の様子(左)。植物工場ではレタスなどを栽培している(右)
農業法人の舞台ファーム(宮城県仙台市、針生信夫社長)は2026年4月3日、宮城県美里町で直流出力2474kWの営農用太陽光発電所を稼動させた。隣接する植物工場や出荷用のEV(電気自動車)へ再生可能エネルギー電力を供給する構えだ。
同社は、両面発電パネルを採用し、遮光率27.9%で米を栽培していく。地元農家に協力金と地代を払い、共同で営農を行う。初年度は3.9haの農地で『にじのきらめき』を作付けする。発電した再エネ電力を植物工場に供給し、工場で使う電力の約78%を賄う。
太陽光発電所の施工はEPC(設計・調達・建設)企業のイクトに発注した。総工費4億5078万円の半分は『宮城県みどりの食料システム戦略緊急対策公費金』を活用した。
同社の伊藤啓一専務取締役は、「近年は暑さによる高温障害のリスクもあるため、一定の遮光がある方が、品質が向上する。にじのきらめきは暑さに強いので増収が見込めるかもしれない」と語る。
なお、太陽光発電所の開発にあたっては地元農家や自治体と協議会をつくり、地域の合意形成を図って進めたという。EV充電器は地元農家も使用できるようにした。
舞台ファームは、提携先の米卸大手の神明ホールディングスと環境制御技術の実証事業を進めており、スマート農業で担い手不足などの課題解消に繋げたい考えだ。

太陽光パネルの意匠性にもこだわった

