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SKジャパン パネル清掃用ブラシ販売強化

ピカサンブラシ

太陽光発電所のO&M(管理・保守)関連事業を手掛けるSKジャパン(東京都世田谷区、野中結香社長)は、独自開発した太陽光パネル専用の清掃ブラシの販売を強めている。低価格かつ水道水でも清掃できる点が特徴。持ち運びが容易ゆえ、発電所の点検時など定期的なパネル清掃に活用できそうだ。

同社は約2年前に太陽光パネル専用の清掃ブラシを開発。ブラシ先端の洗浄部に高圧縮のメラニンスポンジを採用した製品で、水道水でもパネルを清掃できる点が特徴だ。竹本泰久執行役員は、「費用がかかる特別な洗浄水や純水を必要とせず、水道水で汚れを落とせる」としたうえで、「一般的なメラニンスポンジに比べて4倍に圧縮しており、耐久性にも優れる」と話す。スポンジ1個でパネル150~200枚程度を清掃できるという。

価格は、長さ1.8mのブラシ本体とスポンジ2個のセットで税別1.5万円。洗浄部のスポンジは簡単に脱着可能で、交換用には通常サイズのほか、5分の1サイズ品も揃える。

竹本執行役員は、「水の入ったペットボトルとブラシを持ち歩けば、点検のついでに汚れが気になったパネルを洗浄できる」とし、O&M業者のほか、発電事業者による利用も想定しているようだ。

SKジャパンは製造・販売元で、三共商事(大阪市中央区、竹本泰久社長)が総代理店。累計清掃実績は約500枚。製品名は『ピカサンブラシ』で、実用新案へ登録済み。

水道水で洗浄可能

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