自然電力ら、長野で新電力事業開始

2018.12.03

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 再生可能エネルギー開発の自然電力(福岡市、磯野謙代表)は11月27日、長野県小布施町に設立した新電力会社が事業を開始したと発表した。町内に設置した190kW規模の小水力発電所の電力を販売する計画。エネルギーの地産地消を目指す。
 同社は8月、小布施町および同町内のケーブルテレビ会社であるグーライトと、新電力会社『ながの電力』を設立。地域で発電した再エネ電力を供給する。11月27日に自社100%出資の小水力発電所が稼働したため、ながの電力の事業を正式に開始した。ただし、発電所と需要家を紐づけるための手続きが来春まで完了しない見込みで、当面は非化石証書で対応する。
 同社PR部の竹田千裕マネージャーは、「地域の電気を地域で消費するというテーマを掲げているものの、全国どこでも電力需給契約は結ぶことができる。他の地域へ移住した地元出身者にも利用してもらいたい」と話す。
 さらに、ながの電力を通じ、町内で初期費用ゼロの屋根上設置型太陽光発電設備を提案する計画だ。竹田マネージャーによれば、「基本的に設置した施設で電力を消費する方式で展開するが、今後、新電力事業の電源として紐づけることを検討する可能性もある」という。
 なお、現時点での電力供給契約に関しては、町内の和菓子店2店との間で手続きが進行中である。高圧電力契約50件ないし低圧電力契約3000件を目標とし、年間売上5億円を目指す。

2021.02.01

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21年度のFIT入札、年4回開催へ

 2021年度のFITにおける入札制の詳細が固まった。上限単価を事前に公表し、年4回実施する。(本誌・楓崇志)

 2021年1月12日、第66回調達価格等算定委員会が開か続きを読む

2021.02.01

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JEPX価格20倍超急騰に悲鳴続々新電力月数十億円の逆ザヤ

 日本卸電力取引所のスポット価格が急騰した。平時の実に20倍以上に跳ね上がり、新電力各社が悲鳴を上げている・1ヵ月で数十億円の逆ザヤが発生したところもあるようだ。(本誌・岡田浩一)
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2021.01.04

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21年度のFIT議論開始 2年分の売価決定へ

 2020年11月27日に開かれた調達価格等算定委員会で21年度の太陽光発電のFIT売電単価の議論が行われた。22年4月1日の改正法施行を控え、21年度は現行法最後の年だ。入札対象外の事業用太陽光と住続きを読む

2020.12.01

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20年度上期FIT入札 254件368MWが落札

 低炭素投資促進機構は2020年11月6日、20年度上期のFIT入札の結果を公表した。254件、368MWが落札した。最低落札単価はkWhあたり10.00円で、加重平均落札単価は同11.48円だった。続きを読む

2020.11.01

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市議会で6度見送りも 美作市長パネル税に意欲

 岡山県美作市が導入を検討している太陽光パネル税。市議会では6度に亘って見送りとなったが、萩原市長は導入に意欲的だ。一方で事業者からは根拠を求める声が上がる。(本誌・岡田浩一)

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2020.09.01

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 2022年4月の施行に向けFIPを含む新法の設計が始まった。認定失効制における未稼働案件の取扱いを議論し、法施行までに工事計画届出が受理されれば、特高案件の認定は失効しない見通しを示した。(本誌・楓続きを読む

2020.08.01

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九州豪雨で太陽光発電所が損壊

 2020年7月上旬に発生した豪雨が九州を中心に全国で猛威を振るい、太陽光発電所も被害を受けた。(本誌・平沢元嗣)

 2020年7月18日、熊本県人吉市を訪れると、痛まし続きを読む

2020.08.01

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2020.07.01

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 今国続きを読む

2020.05.01

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新型コロナ対策 中小支援に80兆円

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